ハゥ ドゥュ フィ〜?
涼しくなってきたからって油断してたら、蚊に刺されました。
あわてて蚊取り線香を焚き、加齢臭も一緒にごまかそうと企むマーティン・タナカでっす。
ゆうべ、ブログ記事をアップしたあとのこと。
「ひさしぶりに、ナガブロのトップでものぞいてみよっ」
って見てみたら、マーティンにとって見逃せないワードがぁぁぁ。。。
早川義夫
「なにぃーっ、ライブIN大町だとぉーっ」
久々の大興奮状態っす。。。
早川義夫氏といえば、世間的には
『サルビアの花』がきっと有名で、マーティンも最初はそうだったんですが、のちに
“ジャックス” の存在を知らされ、それが少年期のマーティンの人格形成に、これまた大きな影響を与えたのであります。
(知らされたのは、甲斐よしひろ氏によるものです・アット "SOUND STREET" オン NHK FM )
“ジャックス” とは、1960年代後半、わずか2年あまりの活動であるにも関わらず、のちの日本ロック界に多大な影響を与えたの伝説のロックバンド。
早川氏はその中心メンバーであり、彼が創り出すその猟奇的な詩空間と音空間は、あまりに大きなインパクトをマーティン少年に与えたのでした。
まぁ、ひとつ聞いてみてください。
からっぽの世界/ジャックス
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とまぁ、こういうわけでして、これが今日のマーティンの怪しさを形成したと言えば、かなり説得力ありますよね。
高校生が自分の部屋で、ずっとこれ聴いてるんですから、そりゃ影響もされますわな。
ただジャックスの世界って、単に暗く怪しいだけではない_____
当時感じていた、あらゆるものに対する納得のいかない苛立ちのようなものに、わずかだけれど光を与えてくれるような、心を捕らえて離さない魅力があって、それを媒介にして多感な時期にいろんなことを考えさせられました。
図らずも3日前のブログ(
『秋の夜の一篇の詩。(2011/9/22)』)に書いた
自分自身がなんであるのかを考える時
その答えを自分の内側に求めようとするのは間違いで
自分自身とは自分の中にではなく
自分以外のところにあるんだと思う
というマーティン少年の想いにも、ジャックスの世界が影響しています。
ラブ・ジェネレーション/ジャックス
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信じたいために親も恋人をも
すべてあらゆる大きなものを疑うのだ
実はひとりになりたいゆえに
バカみたいにたくさんの人と話すのだ
逆説的でネガティブでひねくれているようにも見えるけれど、
僕らの言葉の奥には愛が いっぱいある
と結んでいるところに、想いの真実があるように感じていました。
ジャックスは、その時代背景や“若さ”から、鋭く攻撃的でエネルギーに満ちているけれど、
決して世間の中心に身を置かず、別の道をたどって真実を突き詰めようという意識のベクトルは、筑紫哲也さんや吉野弘さんと共通する部分があるように思います。
そんなジャックスにあって、ラブソングの名作とまでいわれる曲を最後に。
時計をとめて/ジャックス
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『探偵はBARにいる』の主題歌としてカルメン・マキさんがカバーしているみたいですね。
さっき知りました。
大町のライブ当日は定借説明会のためにいくことはできませんが、若かりし日を想いながら、日長 iTunes でジャックスの曲を聴きながら過ごした秋の一日でした。