マーティン・タナカです。
仕事の傍ら、ネットで流れているニュースを時々チェックしているだけでは、いったいどうなっているのか正確な状況は把握できませんが、福島原発の深刻な事態が混迷を深めている中、町民の半数以上が安否不明となっていた南三陸町で2千人の無事が確認されたというニュースを目にした瞬間、眼を閉じ大きく息を吐き出しながら「よかったぁ」という言葉が自然と口から漏れました。
依然、安否の確認ができない方が多くいるわけですが、少しでも多くの方の無事を祈るばかりです。
少ないですが、義援金に募金をしました。
わずかなことですが、ウォシュレットの温水と便座暖房のスイッチを切りました。
今、日本中の誰しもが、
「自分になにかできることはないのか?」
と自問し、考え、行動に移していることと思います。
しないでおこうと思ったり、しようと思ったり。
何を基準にしたらいいのか・・・そこには人それぞれの価値観や人生観、生死観が関わってくることになるのですが、過剰な反応は余計な反動を招くことになるような気がします。
冷静に考え、しっかり地に足をつけて行動しなければ、と。
対照的に思えるふたつのブログ
おちまさとオフィシャルブログ
『不謹慎』とは何か。(2011.3.14)
杉山茂樹のBLOGマガジン
サッカーやってる場合ですか(2011.3.15)
今為すことと、今為さざること。
どんなに悲しく大変な出来事が起こっていようとも、そこに身を置いていない私には、いつもと同じ毎日がやってきています。
被災した友人が、
「なんとか無事にがんばってるけど、
なんだか八方ふさがりでつかれたぁ〜」
ってつぶやいてました。
すぐに駆けつけて助けてあげることができるならそうしたいと思うけれど、それは最善の策じゃない。
じゃぁどうするって考えたとき、今すべきでないこともたくさんある中で、今すべきことはなにか・・・それは普段どおりの生活の中で普段よりもっとがんばるってことなんじゃないか って思いました。
施設の安全性の確保や選手の精神的・肉体的なコンディションのこともあると思いますが、サッカーも野球も可能な限り早く再開して欲しいし、感情的な部分やスポンサーの絡みで難しいとは思うけれど、お笑いもバラエティも早く再開して欲しい。
過剰な“自粛”はこれからに必要な力を“萎縮”させてしまう危険をはらんでいると思うから。
幸いにして被害のなかった私たちが、普段どおりの毎日を、普段よりもっと明るくて元気で、活力とパワーに満ちたものにしていく・・・それが、
“今”ではなく
“この先”の、被災された方たちの力に、日本の力になるんじゃないかな。。。
そして
“この先”には、きっと新たな
“為すべきこと”が出てくると思うので、その時はそれを全力でやっていきたい!
マーティンはそんな風に考えます。